今治焼き



2008年11月24日更新


『おにぎりあたためますか』で今治焼きを食べていたと女房に聞きました。

今治焼きとは、僕の生まれ故郷、愛媛県今治地方独特の焼き鳥で、鉄板焼きの焼き鳥です。

残念ながらその回は観ていないのですが、聞くと『山鳥』に行っていたそうです。

「でも、あそこ、あんまり美味しくなかったよね・・・・。」


父によると、今治焼きは、『五味鳥』と言う店が発祥で、今治焼きと呼び出したのはごく最近の事だそうです。

今回、是非『五味鳥』の焼き鳥を食べてみたくて行きたかったのですが、残念ながらお休みで、以前行った『鳥林』に行きました。

『鳥林』は決して綺麗な店じゃないのですが、ブロイラーではなく親鳥にこだわっているのが特徴でしょう。

だから、歯ごたえ充分。


他地域での、焼き鳥といえば、串をうって炭火で焼いたり、網焼きにしますが、今治焼きは先に書いた様に鉄板焼きです。

焼く際には、ただ鉄板の上で焼くのではなく、上から小さな鉄板で押さえるので余分な脂が落ちて意外にさっぱりしています。

表面はカリカリ、中は弾力があって、噛めば噛むほど味が出てきます

焼き鳥のお薦めは、皮。

たれと塩がありますが、個人的には塩が良いかな。

    

焼き物 左より 皮(手前が塩、奥がたれ)、バラ(せせり)、手羽

それ以上に、僕が、気に入っているのはレンコン。

レンコンの穴の中に鳥のミンチが詰めて焼いてあるのですが、このレンコンがホクホクして本当にうまい!

地元、今治市鳥生(とりゅう)のレンコンを使っている様です。

店の壁に飾ってあった額の中の説明書 (中段はレンコンの説明)

揚げ物もあり、たこ天、レンコンチーズ、そして せんざんき。

どれも美味かった。

    

揚げ物 左より たこ天、レンコンチーズ(これも絶品!)、せんざんき

今治市では、鶏の唐揚げの事を『せんざんき』又は『ざんき』と言います。

名前の由来はよく解りません。

確か、北海道でも鶏の唐揚げの事を『ざんぎ』と言うんだと言っていました。

単なる偶然なのか、それとも、誰か伝えた人がいたのかは不明ですが、不思議な一致です。

  

メニューと揚げ物の箇所の拡大

昔、外国人の友人達が今治に遊びに来た際に、市内のビアガーデンに行きました。

料理は和食、中華、洋食とあったのですが、和食メニューに『せんざんき』、中華メニューに『鳥の唐揚』、洋食メニューに『チキンバスケット』とありました。

いずれも鳥の唐揚げメニューなので違いがあるのかなと思い、人数もいた事なので試しに全部注文してみました。

出てきた料理を見てビックリ!!

全部おんなじものでした。

紛らわしい事するなって!



『鳥林』の今治焼き。

美味しい焼き鳥に大満足の夜でした。


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